Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。
店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。
Aさん:好きな指揮者は誰ですか?
店主:ヴィルヘルム・フルトヴェングラーです。
私が生まれた時には勿論亡くなっていましたが・・・。
Aさん:それは残念ですね。他には?
店主:そうですね。カール・シューリヒトです。
彼は淡泊なスタイルですが真を突いている。
Aさん:フルトヴェングラーとは対照的ですね。
店主:そうなんですよ。
昔はエルネスト・アンセルメも聴きました。
Aさん:懐かしいですねスイス・ロマンド管弦楽団。
店主:彼は元々数学者。異色の経歴です。
他にはムラヴィンスキーも私は大好きです。
Aさん:整理された表現は素晴らしいですね。
店主:なんせ、ショスタコの5番などを初演した。
伝説の指揮者です。そして意外とフランス物もいい。
Aさん:何故ですか?
店主:確か父方がナポレンオン配下の武将。
ですからフランス系の指揮者です。
私は彼のフランス物は機微に触れる。
そしてソ連時代もジダーノフ批判は受けなかった。
演奏があの体制に好まれたと思う。
あれほど統率された演奏は古今無いですからね。
今のベルリン・フィルのサウンドなんてチョロイ。
Aさん:ムラヴィンスキーのおすすめ音源は?
店主:ロシア物は勿論素晴らしい。
しかし私はそれこそドビュッシーがおすすめです。
フランス物の傑作、午後への前奏曲。
数分の作品ですが洗練されたエスプリを堪能出来る。
1965年2月、モスクワでのライブ録音は凄い!!
Aさん:今度鑑賞してみます。
詳細は【クリック】2016年3月31日
最終更新日:2016-03-31