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シューベルト 冬の旅と銘醸古酒の調べ

シューベルト 冬の旅と銘醸古酒の調べ




ワインのある生活だからこそクラシック音楽をご紹介。



贅沢にも四季を楽しめる日本。

季節季節に合うワイン、料理、音楽をじっくりと味わう。

それらによって、五感で季節を感じる。



本格化した寒さに銘醸古酒は一段と深みを与える。

深々とした寒さにシューベルトのリートが恋しくなる。

しかも久しぶりにレコードで・・・。

声楽はやはり針を通しての温もりが一番なんだな。



☆フランツ・ペーター・シューベルト享年31歳。

ロマン派を代表する大作曲家。

ですがその人生があまりにも短いのが残念である。

しかし、後世の私達に名曲を数多く残してくれている。

私が愛する冬の旅。

ミュラーの詩を元にシューベルトが手を加え作曲。

優れた歌曲はすぐれた詩によって生まれる正に模範例。

冬の旅の特徴としてピアノが詩の風景を見事に描写。

ロマン的気持ちが写実的な動画のように描かれている。


ワインを飲みながら冬の旅を鑑賞する。



☆おすすめレコード


  ハンス・ホッター(バリトン)

  ジェラルド・ムーア(ピアノ)



★合わせたいワイン


  2003 サグランティーノ ディ モンテファルコ

  アルナルド カプライ



今一人気が上がらないサグランティーノ。

強固なタンニンは10年以上の熟成を経てようやく和らぐ。

ですから、ここにポイントがある。

暴れん坊品種を上手に手懐ける造り手のカプライ。

品種を熟知し目指す先に理想の味わいがある。

そんなワインに私は最大限敬の意を払う。



深い香り灌木の複雑な香りにたばこの葉。

スピリッツ漬けにした果実などの香り。

サグランティーノの懐の深い味わい。

熟成を経てビロードのような感触。

とても優美でドイツ リートに共鳴する。



シューベルトは気さくで人柄が円満。

大のワイン好きというかアルコール好き・・・。

私は彼とお会いした事はありません。

ですから、ちょっとしたうわさですけどね。

シューベルトさん節度を持って楽しみましょうね。



詳細は【クリック】2017年1月26日

最終更新日:2016-01-15