ワインとクラシック音楽に造詣が深い私。
そんな私から・・・。
一音一言物申すと題しまして流暢に語らせて頂きます。
店内でも流し自宅でも頻繁に鑑賞する作品。
それがシベリウスのヴァイオリン・コンチェルト。
最初に触れたのは劇的であった。
フルトヴェングラー指揮でクーレンカンプのVn。
LPで勿論モノラル録音。(1943年)
音質は想像以上に悪かった。
しかし、神秘的で情熱がフツフツ沸きあがる名演。
あれから数十年、涙したことをはっきり覚えています。
さすがに10代前半の私に全てを理解するのは難しかった。
理解するまでに4、5年の年月がかかったのも仕方がない。
シベリウスのヴァイオリン・コンチェルト。
最高傑作の一つにして難曲でもある。
勿論、難曲であったら傑作とは限らない。
シベリウスの先人であるメンデルスゾーン。
彼のVn協奏曲ホ短調は難曲ではないが傑作である。
やはり聴き手に深い感銘を与える。
そして何回でも演奏を重ね歴史に刻まれる。
これが傑作の必須条件なのかもしれない。
シベリウスと言えば愛国心の塊で頑固者なイメージ。
しかし、意外と遊び人であった・・・。
巨額な借金、女性関係、ワインと葉巻のヘビーユーザー。
かと思うと、繊細な感性の持ち主である。
ヴァイオリニストを断念するなど繊細で人間臭い人物。
ここで、【一音一言】!!
私の好きな395小節からが決定的な聴き所なのだ。
静動合わせ持ち興奮無しでは考えられない。
詳細は【クリック】2015年11月1日
最終更新日:2015-11-01