数多くの録音が存在するベートーヴェンの第5番。
発売された頃は衝撃的であったクライバーの指揮。
躍動感がありモダンテイストが加味した演奏。
度々、フルトヴェングラーの演奏と比較される。
それには少し無理がある。
ドイツ音楽を背負ったフルトヴェングラー。
対しそこまでの責任も自負もないクライバー。
それが演奏に現れている。
同じ作品で、こうまで表現が違うのかと思う。
アウトバーンをポルシェで軽快に走るクライバー。
大名行列のように伝統を守りつつ格式のあるフルトヴェングラー。
演奏時間を比較しても面白い。
おすすめ度:★★★★★
詳しくは【クリッウ】2015年3月21日
最終更新日:2015-03-21