ブルックナーの作品は神秘的である。
しかも長大であり経験を積んだ指揮者でなければブルックナーは響かない。
後期3部作であれば、一楽章だけでベートーヴェンの第5番がすっぽりと入ってしまう。
いかに長大かがわかって頂けたと思う。
私はどの作品も愛しているが、未完の第9番は永遠の響きに思う。
死の予感と影を感じながらの作曲が、この作品に深みを与えた。
第3楽章のアダージョは、どの作曲家でも届かなかった高みである。
★ 私が夢中な作曲家ブルックナー作曲
交響曲第9番 ニ長調 【原点版】
ムラヴィンスキー 指揮
レニングラード・フィル
1980年1月30日 ライブ録音
2014年9月4日 詳細は【クリック】
最終更新日:2014-09-04