ワインのある生活だからこそ当店ではクラシック音楽をご紹介致します。
ドビュッシー 交響詩「海」
シャルル・デュトワ指揮
NHK交響楽団(2010年12月4日)
この「海」は1903年にブルゴーニュ地方で創作活動が始まりました。
フランスの作曲家、クロード・アシル・ドビュッシー(1862〜1918)。
ドビッシーの音楽は印象派と呼ばれ、その音の表現は色彩的で官能的。
中でも「海」は「夜想曲」などと共にドビュッシーの代表作です。
そしてN響と名誉指揮者のデュトワとの「海」は十八番。
過去にも数回演奏していると思います。
現代の指揮者はレパートリーが広く器用になんでも演奏してしまいますがデュトワは決して広いとは
言えないと思う。
それ故に演奏されるものは自信がありそれなりにいい演奏を聴かせてくれます。
デュトワがN響に登場してから近代フランス物も多く演奏されこのオケがそのスタイルを変貌させた事は
功績の一つですが、なにせ卒なく演奏はしますが面白味にかけるのが正直な気持ち・・・・・
【交響詩 海】
この作品の描写は浮世絵に少なからず影響を受けていると考えられています。
長い腕をリズムよく動かすデュトワの指揮が脳裏に浮かぶ緻密で雄大な演奏。
十八番ならではのゆったりとしたテンポに描写の妙。
☆ 2008 シャブリ グラン・クリュ レ プリューズ
ラ・シャブリジェンヌ
08ヴィンテージらしく美しい酸が際立ち心地良い。
この暑苦しい夏を退治してくれるシャブリ グラン・クリュと期待が持てる。
ブーグロと並び飲みやすく私の好きなグラン・クリュでもある。
海中を遊泳した時、思わず口に入る海水の塩味を思わせる余韻が格別なのだ。
思わず「ドビュッシーはシャブリを飲みながら作曲したのか」と一言。
その様に感じる程に素晴らしい相性である。
また、一つのシャブリとして味わってもこのレ プリューズは完成度も高くとても良い。
2014年3月9日