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アンリ・ジローとピアノ・コンチェルト

アンリ・ジローとピアノ・コンチェルト



とても品の良いピアノ協奏曲第5番。

ベートーヴェン最後のピアノ・コンチェルトだ。

天才最後の作品となるとこれ程に音楽が流暢に流れるものかと感心してしまう。

力一点の彼らしからぬスマートさ。

これにはアンリ・ジローがいいだろう。

個性有り繊細にして芳醇そして果実の立体感と素晴らしい余韻。

しかもコンチェルトは独奏楽器とオケとの華やかな色彩を楽しむもの

ですからロゼがまた似合う。

2014年4月26日 詳細は【クリック】

静岡、藤枝、焼津のワイン好き、クラシック音楽愛好家が集う店。

■■■ 以下本文 ■■■ 

ミケランジェリも亡くなりチェリビダッケも既にこの世にいない。
ピアノの可能性を極限まで追求した1人のピアニスト。
繊細な音色を追求し完璧さを求めた一人の指揮者。
2人とも完璧を追求し続けた孤高の芸術音楽家。
でも困ったちゃんなエピソードに事欠かないお2人。

しかし、何故か変人2人は大変に気持ちが合い共演。
【変人は他の変人の気持ちがわかる。】が私が考える公式。
しかし、さすがに理解し合っているだけはある。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番が凄いのである。
一定の緊張感の中、ソリストと指揮者に主導権争いがなく神秘的である。
それには変人2人がお互いを尊敬しているからだろう。
繊細なタッチのミケランジェリ。
そしてイメージとは違うだろうがチェリビダッケは過度な音をとても嫌う。
ですから終楽章まで心地良く聴き手を導いてくれる。

★ NV エスプリ・ロゼ
  アンリ・ジロー

★ 尊敬するベートーヴェン作曲
  ピアノ協奏曲第5番変ホ長調
  
  アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ (ピアノ)
  セルジュ・チェリビダッケ (指揮)
 フランス国立管弦楽団
 1974年ライブ録音
 

最終更新日:2014-04-26